製造現場が抱える
「検査のジレンマ」を
解消するソリューション
PROBLEM CASE
生産管理や品質保証の場面において、以下のような課題に直面されたことはございませんか?
01
従来のCT装置では1個あたりの撮像に数分を要し、
ラインの流れを止めてしまうため、抜き取り検査で妥協せざるを得ない。
02
微細な欠陥が見逃され、市場流出の
リスクを懸念している
高額な車載電池や重要部品において、
内部のわずかな異物や溶接不良がリコールに直結する恐れがある。
03
「速度」を優先すると「画質」が落ち、
自動判定が機能しない
露光時間を短くすると画像がノイズだらけになり、
AIやアルゴリズムによる良否判定の誤検知が増えてしまう。
04
従来のソリッド(固体)ターゲット方式では、
フィラメントやターゲットの消耗による頻繁な交換作業が発生し、
24時間稼働の妨げになっている。
中外テクノスが提供する、Excillum社製「MetalJet F」搭載のX線検査ソリューションは、
これらの課題を「技術の置き換え」によって根本から解決いたします。
従来技術との決定的な違い:
なぜ「全数検査」が可能になるのか
KEY DIFFERENCES
従来のX線装置と、今回国内で初めて導入されるMetalJet F搭載装置の最大の違いは、
「光源の輝度(明るさ)」と「ターゲットの物理的限界の突破」にあります。
撮像時間の劇的な短縮(数秒CTの実現)
従来のCT装置では、鮮明な画像を得るために数分~数時間の撮像時間が必要でした。
MetalJet Fは、液体金属ジェットをターゲットに採用することで、従来の10倍以上の高輝度を実現しています。
これにより、角型セルの内部構造などをわずか数秒でCT撮像することが可能となりました。
これにより高速なラインタクトにも対応できるため、抜き取りではなく「全数」をCTで管理する運用が現実のものとなります。
「速度」と「解像度」のトレードオフを解消
通常、スキャンを高速化すると画像が暗くなり、判別精度が低下します。
本装置では、高出力(最大1.6kW)と極小スポット(10~30μm)を両立させているため、
高速撮像時でもミクロン単位の微細な欠陥(ボイド、クラック、ズレ)を鮮明に可視化できます。
| 比較項目 |
従来の固体ターゲットX線装置 |
MetalJet F 搭載X線装置(当社) |
| 運用形態 |
オフライン・抜き取り検査 |
インライン・全数検査 |
| スループット |
数分〜数時間/ 個 |
約1秒〜数秒/ 個 |
| 輝度(明るさ) |
標準的(熱による出力制限あり) |
極めて高い(液体金属による冷却) |
| メンテナンス |
ターゲット摩耗による定期交換が必要 |
連続運転を想定した長寿命設計 |
| 品質保証レベル |
統計的な推定(流出リスク残存) |
確実な全数保証(不良流出ゼロ化) |
製品スペック・主要仕様
SPECIFICATIONS
本ソリューションの核となる「MetalJet F1016」は、
量産現場での過酷な使用環境に耐えうるスペックを備えています。
システム主要諸元(評価環境の一例)
© Excillum AB
X線源(Excillum MetalJet F1016)
- 加速電圧:30 ~ 160kV
- 最大出力:1.6kW(高出力による露光時間短縮)
- スポットサイズ:10 ~ 30μm(微細欠陥の抽出に最適)
検出器(Spectrum Logic 2824HS)
- 高感度CMOSセンサー(2803×2401ピクセル)
- 高速フレームレートにより、動体撮像や高速CTに対応
安全・信頼性
- ISO 13849-1 PL e, Cat.3 準拠の安全設計
- 二重インタロックシステム搭載
- 24時間365日の連続稼働を支える電磁ポンプ駆動方式
技術的ポイント:液体金属ターゲットとは
従来のX線管は、電子線を金属板(固体ターゲット)にぶつけてX線を発生させますが、熱による溶融を防ぐため出力に限界がありました。
MetalJet Fは、ターゲット自体を「流れる液体金属」にすることで自己冷却を行い、固体では不可能な高密度エネルギーの投入を可能にしています。
モデルケース:具体的な導入イメージ
MODEL CASE
本装置は、特に故障が許されない高付加価値製品のインライン検査において、その真価を発揮します。
CASE 01
© Excillum AB
目的
電極のオーバーハング計測、セパレータの皺、タブ溶接部のボイド、内部異物の検知
効果
従来は抜き取りで行っていた工程をインライン化。角型セルを数秒台でCT撮像し、全数の3次元データを取得することで、
発火リスクにつながる構造欠陥を市場流出前に完全に遮断します。
CASE 02
効果
製造工程の直近に設置し、異常検知時に即座に前工程へフィードバック。
後戻り工数を最小限に抑え、歩留まりの向上に寄与します。
導入の流れ
INSTALLATION PROCESS
現在、日本国内においてExcillum社のMetalJet F技術を用いたX線検査装置の設計・製作、および試験環境の提供が可能なのは、
当社中外テクノスのみです。
単なる「装置の販売」ではなく、お客様のワーク(対象物)に合わせた光学系の最適化、搬送系との同期、
AI判定ソフトとの連携まで、国内の専門エンジニアが一貫してサポートいたします。
01
サンプル撮像・検証
(国内拠点にて)
お客様の実際のワークをお預かりし、「どの程度の速度で、どこまで見えるか」を実機で実証します。
02
システム構想・PoC
ラインのタクトタイム、設置スペース、遮蔽要件に合わせた最適な装置仕様を策定します。
03
設計・製作・据付
国内工場にて製造し、現場への導入からオペレーター教育まで実施。
04
アフターサポート
国内拠点からの迅速なメンテナンス体制により、ダウンタイムを最小化します。
品質保証の「コスト」を「競争優位性」へ
CONCLUSION
これまでX線検査は、時間がかかる「コスト」や「ボトルネック」として捉えられがちでした。
しかし、本ソリューションによる「数秒でCT撮影・全数検査」は、競合他社に対する圧倒的な品質の差別化、
そしてリコールリスクの極小化という、経営上の強力な武器となります。
「本当は全数検査をしたいが、無理だ」と諦めていた生産現場でお悩みの皆様に、その圧倒的な「見え方」と「速さ」を、
国内唯一のデモ環境でご体感ください。